2005年11月02日

「なか見!」検索

すげぇやAmazon。やってくれた…!
Search Inside日本語版。つまり、本の中身全文検索、しかもページが捲れる。(ページの中身を見るためにはアカウントを作成していることが必要)

「なか見!検索」 というネーミングセンスは、いいとして。

これは、しばらくはネット本業界、Amazonの一人勝ちになるのじゃないだろうか。
(まぁ、Amazonで中身を確認してから他のサイトで、という手もあるだろうけれども、そういう二度手間を踏むのは少数派だろう)

この手のシステムを、アルファベットではなく、日本語で実現させたというのが、驚愕です。
日本語というのは、パッと見て語の意味を掴むのには非常に秀でている言語ですが、デジタルとして認識させてテキストに置き換えるには、複雑だしパターン数もすさまじいし、大変なことなのですよな。OCRの確度も、日本語だとかなり低くなる。
確かに、検索の誤認識も多いようですが、それでも実用レベルになっているのが、すごい。
大鳥が大島になっていても、偉い。

なお、勿論全ての本が対象ではなく、
「本プログラムは出版者様と当サイトの間の契約に基づいて実施される販売促進プログラム」ということで、Amazonと契約した出版社のみということのようです。
総スキャン・デジタル化の作業もさることながら、この契約事務作業だけでも相当な手間・コストがかかっているんだろうな。それでも販売促進による利益が大きいということなのでしょう。

そういうわけで、早速いつものキーワード。こういうときに、いの一番に入れる検索ワードで、その時のその本人の一番の興味対象が明らかになるわけなのですが。…2年間も同じまま、ってのも恥ずかしい奴だな。

今のところはメジャー出版系なので、引っかかるのは、新撰組か適塾関連ばかりでしたが。
中には。

「お徒歩―ニッポン再発見」という本。
「『退く勇気もあるんだから、大鳥の像を建てれば、という話もあったんです』
と日光文化教会の中川光喜会長は言う」

よっしゃァ、よく言ってくれた!というのも。…日光に大鳥の像。実現したら気恥ずかしい。ていうか、板垣と仲良くだなんて、かなり笑える。
他にも色々ありましたが。しつこくなるので、1つだけにしときます。はは。

そんなわけで、書籍全文検索。あるものをくまなく、というようには行かなくて、街の本屋の立ち読みがネット上で実現された、という感覚でしょうか。
それでも、日本語の書籍全文検索の実現というのは、一つの時代のブレークスルーに立ち会ったのだなぁ、と感じました。大げさですな。すみません。でもうれしい。

posted by 入潮 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月12日

沈滞中

居なくなっています。
ブータンです。寒ぃです。乾いています。ムシにまみれています。
普通に宿にいるのになぜか、ダニやら南京虫やらよく分からんムシやらに差されて、肌はまだら模様な上、寝ている間に激しくかきむしっているので、体中がヒリヒリしてます。

いつもの宿、いつもの事務所なのですが、別プロジェクトなので、なにかとバタバタしてます。

もう少しすると落ち着くと思うので、更新開始したいと思います。
ネットが遠いので、つい、サボりがちです。
いや、呑んでるだけなんですが。いつものこと。
メイルなどお返事いつもながら申し訳ございません…

タグ:ブータン
posted by 入潮 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 途上国開発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月14日

現場

現場入りしていました。未電化村に入ってました。
日ごろの不摂生、不健康極まりない生活が祟って、山歩きは辛かったです。もうこの体じゃ、ガサに行って再び圭介体験、というのは無理だな…。六方沢も無理かもしれん。体を作り直さねば…。

今回は完全に山山山でした。もともとブータンには山しかないイメージですが。いろんな山が楽しめました。一応、遊牧民のフィールドも熱帯雨林もあったりもします。南はインドと接する標高170mの熱帯気候、北は標高7,000mを越す極寒のヒマラヤ、というのはいつも出してますが、一日でジャングルから寒々した針葉樹まで楽しめます。紅葉と満開の桜が一度に拝めて、びっくりした。季節感も何もあったものではないです。首都は寒いから冬だと思えますけれども。

今回入ったところは、山全体が花崗岩に覆われていて、雲母がふんだんに含まれていて、フットパスに露出している岩々が、太陽を反射してキラキラ輝いていてとても綺麗だった。なんか、天国への道のようでした。朝飯も食わずに1日中あるいていたので腹が減りすぎて本当に幻覚を見ているのかと思った。

で、そういうのを見ると、この花崗岩を切り出してインドあたりに売れば、或いは国内の官公庁や寺に収めれば、良い商売になるだろうに。地元も相当活性化するだろうに。…と考えるあたりが、職業病です。ちなみにここの国は、途上国とは思えないほど政府が金持ちです。寺が金持ちなのはどの国も同じです。

電気を引いてくるための調査をしている、というと、地元の受けが違います。限られた時間でも、あるもので精一杯の歓待をしてくれる。道から相当離れた村でも、コーラでもてなしてくれる。商品作物もほとんどない自給自足の村で、重たい水分を道から運んでくるのも相当な労力なのに。血糖値の下がりまくった体に大変ありがたかった。

そんな感じで、やっぱり現場は良いです。人間の真剣さがひしひしと伝わります。
といっても、現場にばかりいてもダメなんですけれども。視野が狭くなって、目の前のことを片付けるのが精一杯になってしまいがちですから。

現場の住まいのNGOの方々も、理念や行いは素晴らしいですけれども。組織でも出来ることは限られている。戦術レベルの組み立て方がせいぜいになりがち。アドボカシー(政策提案のこと。環境破壊は良くないとか、鯨を食べるのはやめようとか、政府に訴えかける活動) も、一視野的な視点に基づいているから現実的でなかったりする。個人の「かわいそうだ」とか「これが人々のためになるのだ」とかいう、「善」を、国レベルに持ってくると、大抵うまくいかないのですな。国というのは、個人の数だけ利害を折衝しないといけないですから。

そういうわけで、計画というのは、何が国益か、なにが全体の幸せに一番近いかを考えて、上流、下流、全部を知って、戦略的におこなわないと、できるものではないです。その意味で、伊藤さんとか圭介とかは、現実的な良いプランナーだったんだろうなぁと思います。

…SSで書いた事をまた持ち出してくるというのも恥ずかしいことですが。結構日常的に、まわりがどんな方針で動いているのかということは、気になったりします。

圭介情報、まったく出してなくてごめんなさい。色々吐き出したい事は抱えています。
でもまた誰も望んでないだろうターゲットのSSを次の更新にする積もりです。

posted by 入潮 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 途上国開発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月21日

繋がり

相変らず、ネットの壁の向こうに居ます。
回線が益々込み合っていて、重いページはまず開けない状態。近年ブログが流行りで、皆様見目麗しいレイアウトで中身濃く綴っておられますが、お目にかかることも出来なくてハンカチ噛んでます。

かろうじてメイルは取れるのですが。…と思っていたら、接続時間制限があって、アカウント切れしていた。
王様の誕生日週末だったので、官公庁オフィス全てクローズ。国営プロバイダも勿論動いていませんでした。
こういうときにプロバイダのサーバが落ちると、そのまま週明けまで動かないのよな。

で、祝日だろうが休日だろうが、日本の役所も会社も動いているので、メイルが繋がらないと仕事にならない状態で、困っていましたら。
秘書が、某プロバイダのアカウントを聞き出してきてくれました…
「何時間使っても無料よ♪」 ってあんた。普通、そういうのは、企業秘密だかオフィシャルユースオンリーだかで、バラしたら懲罰モノではないのか。
…そのアカウントを使って今はアクセスしています。休日は空いていていいなぁ…。ついでに、発酵していたのを一つ更新してみた。FTPは結構快適なんだけれどもなぁ。普段は回線が飽和状態で、肝心のページが開けなくて困る。

その秘書は、特に人脈がすごくて、何かと毎回、助けられています。省庁の技術者、長官はおろか、その気になれば大臣との面会までアレンジしてくれる。ブータン人は小さい国だけあり、横のつながりがすさまじい。友達の友達の友達、の3段階まで伝えば、全国民をカバーできる、という話です。
飛行機の手配なども、どんなにハイシーズンで込んでいても、無理を言って直前に申し込むと、人脈伝で、国営航空会社幹部までたどり着いて、ノープロブレムでチケットが得られたりする。
逆に人脈がないと、まったく何も出来ないというのもこの国です。

なので、人と人が、生きていく上での繋がりについては、考えさせられます。
今回も、王様誕生日ホリディに、秘書の家族のピクニックにお呼ばれしました。兄姉とその妻・夫、子供はおろか、叔父さん甥っ子、従兄弟にはとこ、どういう家系図になっているのか複雑すぎてまったく分からない。外国で働いているにーさんが1ヶ月の休暇で帰ってきていたり。

清流と森林の中、青空の下で、お子様たちの賑やかな声に囲まれながら、たらふくランチを食べながらのんびりと過ごさせていただきました。秘書のファミリーは、ここの政府の重鎮揃いなので、本来おいそれとモノを言えないぐらいなのですが、大変包容力のある方々で、自分も子供になったように遊ばせていただきました。

ことあるごとに集まってつながりを確認する。それゆえの、窮屈さやしがらみというのはあってしかるべきなのでしょうけれども。そういう繋がりがあるからこそ、何か問題を起したら恥ずかしい、という昔の日本にあった恥の意識が大きかったりして、治安もいいし、人間も誠実で、国全体のまとまりがとても強い気がする。

なんか、人間、細切れじゃあだめだなぁ、と。一人で生きている人間って、大したことないんだなぁ、と思わされました。

…といいつつ、相変らず、人様との縁を一体なんだと思っているんだ貴様、というような、不義理をしっぱなしでありますが…。
掲示板や、ご挨拶させていただきたいところが一杯…。ネット状態が好転し次第、巡礼させてくださいませ…。
なお、ここのネットのニーズは、ほとんどが官公庁。仕事中に、職場のネットでチャットして遊んでいる。そして最近ネット恋愛でくっつく組が増えている。ブータンの社会も変わった…。ていうかそんなことに貴重なインフラリソースを使わないでくれ…。人はすぐにつながり、一方でネットは繋がらないこと夥しいブータン。
タグ:ブータン
posted by 入潮 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 途上国開発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。