2009年05月14日

如楓会中間報告


連日、激しい雷雨に打たれているヴィエンチャンです。
案の定、ネットがなかなか繋がらず、難儀しております。
ちょうど雨季の入りばな。雨が止むと、今度は乾季の名残の暑気が押し寄せてきて、さながらサウナです。少し歩くだけで汗だくです。
雷のサージ電圧で、PCのアダプタが吹っ飛びそうで怖いです。

先週末にラオス入りしました。
出発前は、入札二件と会社引越しと出張準備との同時進行で、徹夜の日々でした。

でも如楓会のおかげで、大変実りあるGWになりました。
運営するので精一杯になっておりまして、こちらはすっかり更新が滞ってしまっておりました。ご報告もできないままでして、申し訳ないです。

お蔭様で、当日参加8名様、冊子参加8名様の、合計16名様のご参加をいただきまして、思いのほかの盛会となりまして、小躍りして喜んでいます。これも、リンクやイラストなどでご宣伝くださった方々のおかげです。
そしてもちろん、ご参加くださいました方々、本当にありがとうございました。


そこは、集中の場でした。正直、あそこまで皆が皆、集中して作業することになるとは思っていませんでした。

会場は両国の古い公共施設の集会室。
バリアフリーのほかカーテンレールが廊下にあったり、長寿室というお年寄りが集って囲碁や将棋で遊ぶお部屋が隣になったり、アットホームな環境でした。

最初に、それまでにお送りくださっていた冊子参加者様方の草稿と、名簿等を収録した冊子を配布させていただきました。この時点ですでに素晴らしい原稿の数々で、お蔭様でふんだんにイメージが沸いたと思います。告知から時間がほとんどなかったのに、クオリティ高い作品の数々に慄きました。送付してくださった方、本当にありがとうございました。

それから、あまり対象が被らないようにと、それぞれの作品のテーマについて話していただきました。

「大鳥さん出なくてもいいですか?」

という質問が約2名様から出されて、若干不安を覚えたものの。
そこはコアな大鳥さんファンの集いです。この上なく愛にあふれた作品を作ってくださいました。

それから、初めての方も来てくださったのに、最初に自己紹介をし忘れるというポカもありつつ。
初めての方が遠方からも来てくださったのは、本当に嬉しかったです。新しい風が何よりのやる気です。別のジャンルから戻ってきてくださった方もいて、それもひとしおの嬉しさでした。

ノートPCで文を編む字書きの方々。投射板や製図道具をひろげられた絵師の方々。
ロの字に向かい合わせになった机で、黙々と作業です。

作業時間は最後まで皆様、一言もしゃべらず、時間制限ギリギリまで打ち込んでくださいました。効率よく作業され、早めに終了した方もいましたが、その方は事前に原稿用紙にすでに原稿をご用意くださっていたという準備の良さでした。

午後からとはいえ、日も暮れた9時まで、一つのことに皆で集中できたのは、結構すごいことだと思います。
なにせ、ネットも漫画もテレビも仕事も、作業の邪魔になるものはない。あるのは机とPCと画材と資料、という環境。勉強するのにはトイレが一番良い、という話がありますが。それしかやれない環境にあるということが、大きな集中をもたらしたようでした。
モノが多すぎる世の中、こうした環境にある機会が、まずなかなかなかったように思います。

なにより、隣の人が一生懸命打ちこんでいるのに、自分がサボれるか、という対抗心と申し訳なさが混じった妙な動機も沸いてきます。
お互い相乗効果で、作品を作りあっていた気がします。
世の作家さんたちが、修羅場に入るのに友人と共に行うことが多いという理由が、よく分かりました。

最初にスケジュールで作業時間と休憩雑談時間を区切り、雑談でテンションを高めつつ切り替えて作業できたのも良かったと思います。

企画の自画自賛のようでお恥ずかしいですが。結果的にうまくいったなぁ、という感じです。
正直、当日まで、本当にこういう形で行って大丈夫なのか、企画や進行がまずくてせっかく集まってくださった皆さんのやる気を削いで白けさせてしまったらどうしようかと、不安で仕方ない想いはありました。

冊子用意やネームカード準備など細かい気配りをくださった近江屋さん、差し入れくださったり、初めてでも気さくに参加してくださった方々、そして、前日までに素敵な原稿をご送付してくださった皆さまのおかげでした。

自分は「桂川家と小栗忠順」という、他者さまとはかぶりようがないテーマだったのですが。あとから見事に近江屋さんとかぶりました。コラボで見ると、近江屋さんの発想がいっそう強烈に響いて爆笑できました。書いてよかった!

その後、お食事会。終了時間が遅かったので、軽く食事して終わろうとファミレスにしたのですが。ここでも飲む豪傑の方々が。大鳥さんも酒豪ですが。酒飲みは酒飲みに惹かれるのでしょうか。最初から素直に居酒屋にすればよかったです。すみません。
ファミレスの大きなメニューに、作成いただいた原稿を隠し「特別メニュー」と銘打って回し見したのも、よい思い出です。いやこれがまた、悶えるぐらい良かったのですよ。

さらにその後、「反省会」という名前で、主催x2と、近くにホテルを取ってくださった初対面の方を連れ込んで、自宅で飲みに雪崩れ込みました。

近江屋さんが出してくださったお酒。

orenosake.jpg

「俺の酒 大鳥圭介」

…中身は薩摩の焼酎でした。
もちろん、そういう銘の酒があるわけではありません。
こういうラベルを作って下さるサービスがあるとのことでした。
飲みました。一瓶しっかり空けさせていただきました。とっても美味しかったです。

「銘酒・大鳥圭介」。あったら良いと本気で思います。
上郡町の酒蔵さん、播磨の水で、作ってくださいませんか。
と、思わず西に向かって他力本願なお祈りをしてしまいました。
「歩兵奉行」でも「工学頭」でも「内国勧業博覧会審査部長」でも「清国全権大使」でもいいです。いや、大鳥さんは一つの役柄に納まりきる人物ではない。やっぱり「大鳥圭介」が一番です。

中身は薩摩の液体の「大鳥圭介」に酔いながら、当日作成していただいた皆様の原稿をプリントして回し読み。文字通り大鳥づくし。こんな幸せなことがあって良いのかという夜でした。

後日、当日の冊子原稿を追加して冊子のPDFを作成し、参加者様に暫定版冊子として送付しました。
この編集作業が、これまた幸せでした。文字や解像度を調整した画像をWordに貼り付けていく作業が、楽しくて楽しくて。つい読み込んでしまって時間の掛かったこと。そしてPDF化して崩れが無いか確認するのですが。当日参加者様、冊子参加者様の原稿、どこを見ても大鳥さんがいます。どのページも大鳥さんが主役です。

箱館はもちろん、適塾あり、塾講師時代あり、市川あり、小山あり、徳次郎あり、六方沢あり、牢獄あり、英国あり、工部大学校あり、工部省あり、妻あり、子供たちあり、如楓爺さままでいます。
ありとあらゆる大鳥さんが、そこにいます。
自分で作業しておきながら、こんなものが世の中にあっていいのかと、妙な感動をしてしまいました。

暫定版も、ご感想下さる方や、プリントして繰り返し読んでいますとお伝えくださる方がいて、下げた頭が上がりません。

そんな如楓会。もしご興味いただけましたら、まだ締切りの月末ぎりぎりまでは冊子参加を募っておりますので、是非要綱をご確認の上、ご連絡ください。
基本的に「書かざる者、読むべからず」ということになっております。中身にご興味のあるかたは、何か書いてください(笑)。

(作品のそれぞれは、多くは各参加者様のサイトに後にご紹介されるかと思います。)

今も数案件抱えて、夜は別案件作業をする状態で、更新もままなっておらず、せっかくいただいた原稿への感想もお伝えしきれていない状態で、申し訳ない限りではあるのですが。
如楓会があるから乗り切れた四月でした。気力が充実すると、体力は後からついてくるなぁと思った次第です。
31日まで皆様創作を続けてくださって、最終稿が更に届くと思うと、仕事もスキップしながらこなしちゃうぜ、という勢いです。肌も若返るってものです。

まだ終わってはいないのではありますが。本当に、主催の近江屋さんと参加者の皆様に大感謝なのでありました。

posted by 入潮 at 20:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 幕末明治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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