2010年07月18日

健康一番


如楓会第2回のお知らせをサイトのほうに追加しました。まだ当分先のことですが。やりますよー!という行動表明のため。
…本当に人が来てくださるか、今から不安におののいています。どうか見捨てないでやってください。

あと、サイトのURLを変更させていただきました。しばらくは旧URLからリンクを置いておきます。すみませんが、ブックマークなどして下さっている方は、変更をお願いいたします。

以下は日記。

コメントやメールで暖かいお言葉下さいまして、本当に励みになりました。今回色々な立場の方からありがたいお言葉を頂戴しました。

事情聴取に来られた警察の方には「退院したら墓参りに行きなさいね」と言われました。この程度の怪我で済んだのは、ご先祖様が守ってくれたからに他ならないから、とのことです。

仕事が遅れると一番困る客先の方が、「神様が休みなさいといってくださっているんですよ」と仰ってくださったのには、涙が出そうになりました。

それから、友人に「後厄ではないか、これで厄を払えたね」と言ってもらえて、とてもすっきりした気分になりました。人間、災難に遭うと「何で私が?」と不条理に感じたりもします。けれども、「厄だから」といわれるとそれ以上のしなくてよい追求はしなくなる。厄というものに、なんら科学的根拠は無いけれども、自分を納得させる理由としてはいい智恵だなぁと思います。

先週の月曜日から職場復帰しています。周囲に迷惑をかけないのが大前提でしたが。何かと周囲の方に助けていただいてます。行動は、普段の何倍も時間はかかりますが、スローライフと思ってゆっくりやっています。行動速度が違うと、視界が変わって、世界が大きく思えます。自分の歩ける距離なんて本当に小さいものです。

そして、仕事山積みで、早速休日出勤でした。20日近くもゴロゴロしていると、復帰で体を慣らすほうが大変でした。入院時にぽつぽつやっていたことを上げたいのですが、ばたんきゅーで、更新作業もままなりません。

普段、「体調管理も仕事の内、給料の内!」などとやかましく嘯いていた奴だけに、今回のことは誠に恥ずかしかったです。仕事に穴を開け、保険や休暇の手続きでもいろんな方に迷惑をかけてしまいました。

自分だけではなく、間接的にも色んなコストが発生しました。キャンセルになった出張の現地発航空券、客先に何枚も説明レターを作ってくれた上司、休暇届けや見舞いに時間を割いてくれた同僚の人件費、技術指導に現地の別のエキスパートを雇用せざるを得なかった契約費、自営業の親の休業経費と交通費など。

そして、自分の怪我は、幸い、治れば終わるものですみましたが。事故の相手の方は、自動車運転過失傷害という刑事罰が付くそうです。いわば、自分の不注意で、相手の方に人生に一生消えない傷を負わせてしまったとも言えます。事故は、人の人生を変えうるものだと痛感しました。

事故で得をすることは何もありません。
今後は自分の運を過信せず、もっと慎重に生きたいと思います。

…という自分の言葉をまず行動に移せということで。

さっき、バイクを手放しました。

断腸の思いです。辛かった。引き取りのトラックを見送りながら、バックライトの明かりに泣きました。事故より怪我の痛さより、これが辛かった。足をもがれた気分です。七年付き合っていた彼氏に振られたときより辛い。自賠責、任意保険共に、先月2年間分払い込んだばかりだったのになぁ。

自分の場合は歩行者だったときの事故なので、バイクは事故と関係ないのですが。
入院時、周囲の救急の怪我の方がみんなバイクの事故だったこと。自分がいつでも加害者になりうるのだと実感したこと。そして、今回で自分の注意力に自信が持てなくなったこと。

そういうことで、十年近く共にしてきたバイクと別れました。

といいつつ、多分1年ぐらいしたらまた欲しくなると思います。
実際、十年前ラオスで借りたバイクの事故で、頭蓋骨と肋骨を折り、自分のバイクも手放し、しかしその1年後には別のバイクに乗ったという前科が手前にはあります。

その時だけは反省し、喉元過ぎて熱さ忘れるとまた繰り返す。それが人間。


ええと、そんな感じでほぼ復調しています。まだ松葉杖は離せないですが、その分いろんな方の優しさに癒されています。
今回、入院の過ごし方や保険の手続きなど、いろんなことを学ばせていただきました。せっかくなので、近いうちにまとめておきたいと思います。
posted by 入潮 at 20:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月29日

入院療養ノウハウ未満

おかげさまで、生活はすっかり平常に戻っています。まだ杖は必要ですが、休んでいた間の仕事のリカバリで、連日半徹夜状態です。

何か書こうとすると、記事が怪我人日記のようになってしまいます。別に手前の体調なぞウェブに発信しても誰の便益にもならぬとは思うのですが。
せっかくなので、得たものを生かす気にさせてください。

これから先、交通事故に遭ったり、骨を折ったり、縫ったり、救急車で運ばれたり、入院したりする方のご参考までに…、と言ってしまうと、何というか他に言い様がなくってすみません。人生備えあれば憂いなしということで。

● 入院時

・荷物

とにかく最小限に。病院は個室でない限りスペースが限られ、置く場所がほとんど無い。退院時に荷物が多いと大変。消耗品はだいたい売店で購入可能。

○ 必需品:
カップ(歯磨き・茶のみ兼用)x1、歯ブラシ、携帯用シャンプー+リンス、靴下・下着x2、洗面器、入院着x2(前開きのもの。ポケットのあるもの。1着はパジャマでなくジャージかホームドレスなど退院時にも着て外に出られるものが良い)、タオルx2、室内履き、ウェットティッシュ、本、筆記用具、エコバッグ、クリアファイル、イヤホン、耳栓、携帯電話と充電器、印鑑、保険証

○ 個人的にあると良いと思ったもの:
・ノートPC (必須。ネットは制限されているが、場所によって公共電波を拾えたり)
・腕時計(病室に時計がないことが多い)
・マジック (冷蔵庫は共用。食べ物に名前を書く)
・付箋(入院は書類が多い。説明メモや重要なものに)
・針金ハンガーまたは紐 (濡れたものを干すために)
・孫の手ORマジックハンド(体を起こせないときに、落としたものを拾ったりカーテン開け閉めしたり)
・ipodかMP3プレーヤー(他人の雑音を防ぐため。自分はノートPCで代用したが、夜はファンの音が気になった)
・いぐさの座布団(引いて寝ると背中の汗かきがかなり軽減された)
・クッション(寝たきりの場合、加重の方向を変えられるものがとても有難い)
・スケジュール帳 (日誌・メモ用)
・大鳥圭介伝 (こういうときこそじっくり読む)

○ お見舞い品でありがたかったもの (ありがとうございます)
・漫画、雑誌
・試験の参考書 (ええありがたかったです…)
・テレホンカード(会社、家族、保険会社、警察など連絡事項は多い。携帯だと通信費がかかる。病室内は使用不可で結局電話のある場所に行く必要あり)
・のど飴やコンビニ和菓子など軽く甘い少量のもの。(基本、病院食で出されたもの以外は食べては駄目。お見舞いにお菓子など色々いただいてしまったのだけれど、みな退院時に宅急便で送って、回復後の楽しみにさせていただきました。果物より日持ちするものがありがたかったです)
・エコバッグ(理由は後述)

・病院食
昼が大目、夜が少なめ。カロリーは1800kcal前後に調整している。朝400-500、昼600-800、夜600-700 kcal という感じ。夜が少ないので朝方にお腹が減る。飴で凌ぎました。
牛乳が苦手だとヨーグルトにしてもらえた。運動不足のため便秘になりがちなので、ヨーグルトのほうがありがたい。

・日誌、メモ
入院時だけではなく退院後も継続して、簡潔に箇条書きでつける。その日の治療内容、症状、飲んだ薬、お見舞いに来てくれた方、その日の支出、加害者・保険会社の方との交渉記録などは必ずメモする。後から保険の手続き、転院先医師への説明、お見舞いお礼などに役立つ。また、メモは後々貴重な証拠にもなる。特に支出メモは、たとえ領収書がなくても保険請求の根拠にできる場合もある。警察や保険会社の担当者の連絡先も一括してまとめておくと楽。

・プライバシー
皆無。行動制限。食事の量、排便・排尿の様子、全て報告義務あり。自分の立てる音や見舞い客との会話は、全て同室の方に聞かれている。

・夜の防音
運動しないので、皆、眠りが浅く夜中に目が覚める。大部屋の場合、夜間の音が響く。自分の立てる音が回りの迷惑になるのが困る。ポリ袋や紙袋の音が響く。物品はエコバッグなど音のしない布製の袋に入れるとよい。いびきやナースコール、話し声も気になる。耳栓かMP3プレーヤーなど、音を防げるものが必携。

・リハビリ
理学療法はPT(Physical Therapy)と略号で呼ばれている。内容は、負傷した体で可能な限りのぎりぎりの筋トレという感じ。陸上部でやっていた運動もあった。PTさんは流れ作業。自分の担当の方は、一人で1日に18人を見るそう。一度に2,3名の方を相手にしている方も。
退院後を想定し、日常の動作ができるように、いろんなケースの体の動かし方を教えてもらうとよい。階段や立ち座りの動作で、楽な方法を教えてもらえる。
痛み止めを処方されるなら、リハビリの1時間前に飲んでおいたほうが良い。痛み止めが利くまで少し時間がかかる。無いと痛くて進まない。

・松葉杖
後から微調整したくなる。脇の下は神経や血管が集中しているので、杖の台は脇下に直接当たらず拳一つ分の間を空けるのが良い。購入の場合、調整のために必要になるので説明書をもらう。レンタルの場合、自分で高さを調整できるようリハビリの先生か看護師さんにやりかたを必ず聞いておく。購入すると3800円でした。

・医師
医師も人間。とても忙しくて一人に多くの時間は割けない。特に救急の先生は、重症処置が本業で酷い例を見慣れているせいか、些細なことは見逃す傾向が大きい。診断書の項目が足らなかったり、抜糸が残っていたり、化膿していても処置が無かったり。(いやその) 自分の目でしっかりチェックして、不安なら看護師さんに「痛いから診てほしい」と頼んで、別の先生にセカンドオピニオンをもらえるようにする。(曜日ごとに担当があり、違う先生のいる日を狙える)

・診断書
診断書の中身はしっかりチェックする。軽い症状(ムチウチ=頚椎捻挫など)はスルーされてしまうことも。全ての症状が入っているか確認する。無い項目は追加を医師にリクエストする。事故の場合、後から症状が出た際に、保険で事故との因果関係を立証するのが大変になる。

余談ながら、仕事の都合で英文診断書を作ってもらいましたが、骨折とだけ書かれていました。仕事遅延の理由説明のために、挫創や打撲や治療期間と自宅療養期間を追加してくださいとお願いしたら、草稿を作りなさいと言われ、自分で自分の診断書を書く羽目に。医学用語なんてまったく知らんです。もとい。診断書の書き方も、医師によってまったく違うものらしいです。


入院ノウハウは、以下のサイトが参考になりました。
入院便利ガイド:http://www.jamiron.net/nyuin/index.html


● 通院・自宅療養生活

・公共の救急病院の難点
救急車で運ばれた場合に入る救急病院は、命を助けることが最優先。ある程度回復したら多少問題があっても深刻でなければ退院を急かされる。退院後は、次の予約がなかなか取れず後回しにされ、変更もきかないし、外来は激混みになる。公共病院は、事務は遅く融通も利かせてもらえない傾向がある(無論、全てがそうではないでしょうが)。自宅に近い民間の病院を紹介してもらい、転院するのが最善かと思う。特に通勤が始まると、通院時間の大小はとても大きい。私立の中小規模の病院のほうが手当ては細かく、診断書の記載事項など融通を利かせてくれる傾向がある。

・整形外科と形成外科
骨折の担当は整形外科。整形外科は骨・間接・筋肉・神経など運動や機能の治療。形成外科は主に体の外見や表面を扱う。(自分はこれを理解していなかった。当たり前ならすみません)

・レントゲン
最近のレントゲンは従来のフィルムではなくCCDカメラ式のものが多い。CCD設備のほうがX線量が少ない。フィルム式でも危険はないが、こだわりがあれば電話で問い合わせする。

・先生のスケジュール
良い先生を、という希望は大きいが、週ごとに担当の先生が変わることが多い。週1回しか先生が来ないと、その曜日にしか通勤できないので仕事の都合を付けづらい。先生の担当日もチェックしておくと良い。

・シャワー
外傷の縫い目のシャワー時の傷口の防水には、ラップが便利。防水のテープで止める。化膿していなければ、別に濡らしても良いらしい。湿潤治療被覆材のハイドロコロイド(Band-Aidなどドラッグストアにある)のものが、風呂にも入れて良い。6〜10枚で600円程度と少々高いが。


○ 松葉杖をついた電車通勤など

・徒歩時間は、健康時の4倍の時間を見ておく。
・できるだけ階段の少ないルートを探す。エレベータ・エスカレータのある無しは、JR東日本などのサイトで調べられる。バスも併用し色んなルートが検討できる。エレベータ・エスカレータのある大きな駅に接続している場合が多い。都営バスの場合、路線図・時刻表がサイトで調べられる。
・通勤時間の電車は、弱肉強食の戦場。誰も情けはかけない。7:30-9:00は絶対に避ける。もたもたすると周囲に迷惑。
・リュックが必需品。両手を開けて杖が持てる。
・肩掛けのできるエコバックも、買い物時には便利
・雨の日は、傘は諦め、大人しくレインスーツ(カッパ)に。
・車両連結部の手前は、掴まり用の手すりがあり、もたれられ、杖も置けるから便利。ただし連結場所そのものは振動が大きいので注意。
・最後に乗ってドアにもたれるのが一番楽で安定。ただし駅ごとに一度降りねばならない。
・Suicaや定期は鞄ではなくポケットに入れる。杖があると、改札で出すのにもたつく。

○ 一人暮らしの骨折生活

家族がいると何かと頼れるが、一人で身の回りのことをするのも、リハビリになるし、気もまぎれる。ただ、常に携帯電話を持ち、大家さんや隣の人など、何かあったときに誰か近くの人を呼べるようにしておく。

一人暮らしで突然の入院になった時は困る。自宅から持って来たいものが何かとある。いざというときのために、同じ境遇の近くの一人暮らしの友人と互助同盟を結んでおき、最低一度はお互いの家に行き来しておくと良いと思う。

そう友人に言うと、「それはオルターナティブだが、ベストアンサーではない!」と叱られた。そりゃ、家庭を持つのが一番というのは痛切に思います。はい。)

posted by 入潮 at 23:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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