2012年09月04日

第三回如楓会


2012年、初秋。

第三回如楓会、開催します。
詳細はこちら:
http://irisiomaru.com/jofukai/jofukai_03_120819.htm

今回は、オンライン+オフ会を混ぜた形式です。

1. チャット創作会
日時 : 平成24年 9月 8日(土)・9日(日) 18:00-24:00
チャットを間に挟み和気藹々としながら、創作時間をオンラインで共有します。
上時間にご都合悪い方は、前日・後日に創作活動を行なっていただいても、もちろんOKです。

2. 純米酒「大鳥圭介」を飲む会
日時: 9月15日(土) 19:00-21:00
場所: 東京都墨田区

純米酒「大鳥圭介」とは:
2011年暮れに、上郡町さんが限定200本で販売.
上郡の酒米「兵庫夢錦」を用い、創業1601年の赤穂の老舗酒屋が醸造された、まさに大鳥圭介の名を冠するために生まれた酒。

以前のご紹介: http://irisio.seesaa.net/article/241671474.html
神戸新聞記事:http://www.kobe-np.co.jp/news/seiban/0004689981.shtml


大鳥圭介に始まり大鳥圭介に終わる会は、他にないと思います。

ゲームなどから大鳥さんの創作に興味はあるけれど、どうやって手を出したら良いかわからない方。自分も大鳥さんへの思いを語ってみたいという方。ほかの方の大鳥さん像を聞いてみたいという方。大鳥圭介資料にはどんなものがあるのか、実体の大鳥はどんな人物なのか興味があるという方。

そんな貴方がターゲットです。

創作の枠に限定はありません。漫画や小説だけではなく、これまでも、すごろくや散文などありました。他、カードゲーム、フィギュア、作曲など、紙メディアに捕らわれない、ネットならではのアイデアがありましたら、大歓迎です。

ノルマ等は一切ありません。ご都合つくお時間に合わせて、可能な範囲での創作をお楽しみいただければと思います。

特に初めての方にとっては、距離遠く感じられてしまうものかとも存じますが。ぜひ一歩を踏み出していただけますと、嬉しく思います。


今まで著名な大家というべき作家の方に対し、身の程知らずにも物申してしまったので、それを見られた方にとっては、手前はやかましく攻撃的で、距離を置きたいと感じられてしまっているかと思います。
それは、真に自分の不徳の致す次第でありますが。中身は、事実と創作を分けていないことや、明らかな誤りに基づいて人物を中傷することに対するものでした。

創作物という定義の中で行なわれるものに対しては、自分はむしろその想像力の広がりを楽しむ者であります。こんな捕らえ方もあったのか!という発見は、いつも新鮮な喜びです。人物の捉え方、読み解かれた像は、人それぞれの姿があります。悪意が込められたものでない限り、それを拝見するのはいつも楽しみです。

そして、旧来のメディア像に親しまれた方にこそご参加いただき、実際の人物の持つ味わい、深さ、重みに触れていただければ、という想いがあります。


余談ながら、毎回付録に、創作のアイデアの源泉となりそうな史料から、特に他に収録されていない入手難のものを、テキスト入力して付けています。

第一回目は、幻の大鳥自伝というべき、脱走時にひながお雛様を片付けるのを泣いて嫌がったり、妻みちが着いて行きますと泣いて言い張り大鳥が困った他、数々の逸話を含む「祖父圭介の自伝に附いて」。
第二回目は、荒井郁之助を寝させなかったり、小栗に取り立てられたエピソードの詳しい「名家談叢 実歴史談」でした。

こうした資料に、少しでも触手が動かれた方。貴方こそがまさに如楓会が求めて止まぬお人です。

というか、この文章をここまでご覧になってくださった貴方でしたら、その時点で私のほうから捕まえにいきたい。諸手を挙げて大歓迎です。

忙しく、興味の対象も極まりなく多い現代社会。時間を都合するのも大変なことと存じます。その中でも、大切なご自身の時間を割いて、ご参加の意欲を上げようという方がいて下さいましたら、望外の喜びに存じます。


ラベル:如楓会
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2012年09月20日

英国周遊 1日目


今回の英国行きは、10年勤続のリフレッシュ休暇を利用。
このような休みを取れる機会はもうないだろうので、出来る限り動き回りたい。

今回の方針:

・ 大鳥と工部大生の踏んだ足跡を追う。観光ルートより大鳥ルート。

・ 移動手段は、可能な限り、バスより飛行機より、当時を偲べる列車。

・ 要点だけでも簡潔に毎日記録する。自分語りより、後に同様の旅行をされる第三者が見て役に立つかもしれない事象を記す。

・ 酒は飲まない。目前の快楽より体力と記録優先。

以下、メモ。

◆1日目 2012年 9月17日

東京→ロンドン着。ANA直行便が毎日発。

・新しい機体で、USBの差込口があり、USBコネクタをつけた携帯やボイスレコーダーなどUSB機器の充電が出来る。音楽など再生も可能。

・空港の両替レートが酷すぎる。場所によりレートが全く違う。1£あたりレート、空港143円、市内ロンドン大近辺で131円。ビクトリア駅近くで124円。

・オイスターカードなる、ロンドン版地下鉄スイカあり。クレジットカードで入金可。バス・地下鉄双方可。地下鉄で移動すれば地下鉄から市内まで両替が必要無し。ロンドン以外の都市では使えない。

・University Collage London (UCL):ここで大鳥が3ヶ月、化学をアトキンス教授から学んだ。薩摩留学生の吉田他、薩摩長州の密留学組や工部大学校から辰野金吾も留学し学んだ。構内を散策。古い建物の内部を近代化する工事が常に進行中。

・UCLのすぐ西側のGower Street。昔の建物を何件もの小さなホテルでシェアしている。このホテル群は、部屋は小さいが、大英図書館・大英博物館・ユーストン駅などへのアクセスが良い。両替所もある。

・ 知人の誘いでSpice of Lifeへ。1Fはバーレストランだが、地下にミュージシャンが演奏する生ライブ室あり。ロンドン音楽家の卵達が集う。バラエティあり。アマチュアの真剣なエネルギーを肌で感じられる。

写真:

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ロンドン上空から。中央はテムズ川。ロンドン橋も。

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ラッセルスクエア方面から見たロンドン大学UCL。

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Spice of Life 外観.

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演奏するミュージシャン。

ラベル:英国周遊
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2012年09月21日

英国周遊 2日目


◆ 2日目 2012年9月18日 ロンドン

● UCL (University Collage London、ロンドン大、ユニヴァーシティ・カレッジ ロンドン)

・ UCLは、長州ファイブや吉田清成や森有礼や辰野金吾が学んだ。1972年に大鳥圭介がアトキンス氏に化学を学んだ。

・ 建物の雰囲気が良い。まさに学び舎の環境。メインの建物はWilkins Building。ドームが立派。図書館もこの中にある。

・ Wilking Bilding に入ったらいきなり長州ファイブに遭遇した。"UCL and hte Pioneers of Modern Japan" というパネル展示が、普通の廊下に脈絡なくこれだけ掲げられている。山口の Japan-British Society によるもの。

・ 図書館は主に Main Library と Science Library がある。他にSOASなども。学生ではない場合、Main Libraryで1日用カードを作ってもらうことで利用可。7£。IDはパスポートでOK。ただし研究目的を説明する必要あり。カードはMain Library と Science Library共通。

・ 図書館は平日8:45-19:00、ただしIssue Desk は9:30-18:45。土日は11:00-21:00と遅くまで開いているがIssue Desk は日曜休。

・ 検索結果や電子化されている文書は、ダウンロードしてUSBに保存できる。Project Museなどの各プロジェクトで1800年代から論文やジャーナルはスキャンされOCRされている。素晴らしい。ブラボー。

収穫物: 高峰譲吉の論文たくさん。明治の山尾や志田や大鳥が紹介された雑誌論文。日清の大鳥の記事。

・ Japanese Economy 関連、日本経済の発展について文献が、数十冊にわたり開架で並んでいた。ほとんどは閉架なのに。英国にとり大きな関心だった模様。徳川期の教育制度や武士の四書五経の素養、明治維新の急速な近代化の土台について詳しい。外から見たミステリージャパン。

・ コピーは、コピー室でコピーカードを自販機で購入。A4一枚0.05£。

・ 閲覧室全ての机に電源があり、PC作業可能。外見は古き良き、中身はデジタル近代化。良いコンセプトです。

・ 工部大学校エアトン先生の論文はじめ、18世紀当時のオリジナル文献は、UCLではなく殆どがNational Archiveに所蔵されている。National Archiveで閲覧するためには、遅くとも2週間前のアポ取りが必要。今回は諦めた。

・ Petrie Museum。エジプトの遺跡出土品。発掘で得られたものが所狭しと置いてある。よく見れるように、入り口でライトを貸してもらえる。黒い土器が特徴的なヌビア人遺跡なども。展示目的ではなく、整理目的のためのようだ。無料、写真撮り放題という大判振る舞い。古代エジプトに興味ある方や研究者の方には、一般向け大英博物館だけではなく、こちらのほうが面白いかも。


● British Library (大英図書館)

・ 広々した入り口。巨大なニュートンの像が異様で楽しい。

・ Reader Registration(登録)をまず行う。ここで発行されるカードがないと何もできない。登録には英語で住所が示された公式IDが必要。パスポートだけでは駄目。日本の免許書などの場合、日本人の職員さんを呼び出してもらって認証してもらう必要あり。ここでも研究目的、対象を説明する必要あり。

・ 火曜日のみ20:00と遅くまで開いている。他の日は17:00か18:00まで。ただ、部屋により火曜日も17:00までしか開いていない。日本関係文献のあるAsian&African Studiesも17:00まで。

・ 全て端末から閲覧処理するが、検索→閲覧→プリント/コピーのシステムが感覚的には分かりにくい。職員さんにいちいち確かめながら進めないと理解が難しい。

・閲覧申し込み後、書籍が出てくるまで70分以上、物によっては2日以上かかる。前もってネットで検索し、インターネットで申し込みしておくのが良い。閲覧日は閲覧申し込みの際に指定できる。閲覧可能件数は1日10件まで。5600万件以上のアイテムを擁するという触れ込みだが。この条件では手の届く書籍も限られる。基本、ロンドン在住者向けのシステムだろう。時間を金で買う旅行者には辛い。

・ 全体的にどうも不親切感があり、正直、ユーザーインターフェースは国会図書館を見習われたしと思った。というか国会図書館が凄すぎるのか。

・British Newspapers 1800-1900 : 19世紀の記事検索可能。フリーの記事と有料記事がある。有料記事は1日パスで6.99£で100枚まで。クレジットカードで支払い。わざわざ大英図書館に来なくても、金さえ払えばインターネットで閲覧出来る。OCRしそこないが多いのは止むを得ない。面積限られたプレビューで確認は出来るし、年代・日付はAdvanced Searchで可能だが。やはり感覚的に分かりにくく、作りに不親切感あり。

・ 記載は、当時のイギリス人ジャーナリストのヒアリングによる理解の限界があり、ヘボン式も浸透してい無かったので、サーチが難しい。東洋人の名前はもはやカオス。まともに名前を書いてあるほうが少ない。 榎本さんがEnomoto Kamadero だったり、大鳥さんがK.S.Otowiだったり、Otori Keiejokie だったり。誰だそれ状態。


以下、写真。

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UCLの生物医学の建物。壮麗で美しい。


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UCLのWilkins Building

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Wilkins Building の普通の廊下に脈絡無く現れ不意打ちした長州ファイブボード。

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パネルの長州ファイブ。もはやアイドル化している。

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UCLメイン図書館の廊下。これ自体が美術品。

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こちらは閲覧室。落ち着く。机に全てPC用のパワーサプライが隠されている。

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Science Library の中。Main Library とは打って変わった雰囲気。

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Petrie 博物館の展示物。収蔵品がぎっちり。写真も取り放題という太っ腹。

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壁画コレクション。こちらも見ごたえあり。


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大英図書館入り口で出迎えてくれるニュートン像。この異様さは堪能する価値あり。

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ユーストン駅。大英図書館のすぐそば。ロンドンの鉄道玄関口の一つ。大鳥らはこの駅から英国周遊に旅立った。

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こちらは夜のWilkins Building。ライトアップが贅沢です。


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2012年09月24日

英国周遊3日目 グラスゴーその1


この日はハイライト。二回に分けます。

◆ 2日目夜 9月18日、 ロンドン→グラスゴー夜行バス

・ 長距離バスはCoachと称する。長距離バス乗り場はCoach Station. 列車が取れずやむを得ずバスにしたが。Megabus 社の夜行寝台(Sleeper)バスが素晴らしかった。狭いがシーツは清潔で寝やすい。ベッドにも座席にも携帯・ノートPC用の電源があり、Wifi完備。競争が激しいのだろう。

・ ロンドンからはビクトリア駅近くにあるビクトリアコーチステーションから。中にハンバーガー屋のスタンドがある。椅子は鉄製で寒い。長時間待つ場合はしっかり防寒を。
・ グラスゴー側はクイーンズ駅の北側に着く。周りにカフェなどは無いので朝飯は南側のGeorge Squareまで歩く。


◆ 3日目 9月19日、グラスゴー

大鳥が滞在したのは、明治5年9月15日〜9月20日の6日間。フランスポリス(化学、鏡工場?)、Carpet局、Elder社蒸気器械製造局、Willie and Lochead Co. 型紙製造局、London and Glasgow Ship Engine Company, 林・宇都宮と近郊を馬車で徘徊、 Smith&Co.鋳鉄局、Hanney&Son 製鉄場、など。非常に精力的に動いていました。
ネットの検索、およびグラスゴー大への照会では、現在に渡って操業中の工場は確認できず。幾つかの場所は特定できた。

● グラスゴー市街

・グラスゴーは、歴史好きだけではなく、中世ファンタジー系のTRPG好きなら、きっと楽しめる。街中心部の本屋にはTRPGのルールブックやフィギュアが処狭しと並んでいる。

・ 市中心部はじめ、建物が圧巻過ぎる。12世紀からビクトリア朝期のものまで、大切に外観が保存されている。市中心部も古い建物を残し中味を近代化している。時間を忘れてタイムスリップできる。

● グラスゴー大学Archive

・ グラスゴー大学はケルビングローブ公園の敷地内にある。地下鉄Kervinbridge またはHillheadで下車。地下鉄駅近くは学生街で、安く雰囲気の良いカフェが多い。

・ グラスゴーの史料を保管するアーカイブ Archive は図書館とは別にある。図書館はメインゲートからUniv.Aave.を挟んだ反対側。Archiveは大学と反対側のDumbarton道沿い。

・ Archiveの閲覧室に開架で所蔵されている文献には、グラスゴーの歴史、スコットランドと日本の関係史にかかる良書が多い。

・ Archive内の史料はデジカメ撮影OK

・ 対象は主に1880-1881年にグラスゴーに留学していた工部大学校一期生の足跡。収穫物は以下の通り。

- 1881年のBritish Census。高峰、志田、南、高山の4人が同居していた場所を示す。場所は18 Wilson St。志田がShidaだったり、南清がKigosile Minamiだったり、何より高峰がJackichi Jatiamine だったり。東洋人の名前が難解なのは分かるし、原本の手書きの票をタイプする人間の解釈によるのだろうが。これでは検索のしようがない。

- 手書きの研究者メモ、"Japanese Students in Glasgow" に、彼らの住所のメモ書きには"18 Markland Terrace, Hillhead (Wilson St). This address of correspondence among Japanese Students in 1880 is also at Collin Brown" とある。

- 17 歳のアイルランド人 Miss.Mary、召使として3人と同居していた。

- 高峰が受けていた化学の授業内容を示す、同じ講義を受けていた学生による講義ノートあり。

- 志田帰国後の志田→ケルビン卿書簡がタイプされていた。研究報告も近況報告も。共同研究を行っていたことが伺える。公私ともに師弟の愛情深さが伺える。志田が若くして夭折したことをケルビン卿が嘆き悲しんだのもよく分かる。

- 多久市教育委員会が刊行した「郷土の先覚者 志田林三郎」が保管されていた。志田林三郎の生涯を描いた伝記マンガあり。これは欲しい。

- 志田、高山、田中館(東大)、渡辺らのグラスゴー大学入学許可書、授業登録書などあり。なお、高峰の留学先はUniv. of Glasgow ではなく、Anderson Collage だった。

- 志田は、自筆で Shider だった。ヘボン式ローマ字がまだ浸透していないため、皆好き好きにローマ字を当てているようだ。検索時に厄介。

- 高山直質 の読みは Takayama Naotaka。彼も Civil Engineering で2位、George
Harvey賞1位、General Eminence2位 など、グラスゴーで優秀な成績を収めた。帰国後の早逝が悔やまれる。

- 工部大学校の英語名は Imperial Collage of Engineering. 大体、I.C.E. と省略されて記されている。

- 山尾庸三の滞在住所判明。 C/O Clin Brown, 5 West Regent St. H Whead house (mobed from Douglas St in 1866) とある。山尾が徒弟として働いたネピア造船所の正式名称は Robert Napier & Sons Shipyard.

- 工部大学校からは、他に三好晋六郎 Miyoshi Shinrokuro(1880-81)、真野文二 Mano Bunji(1887-1888) 渡辺嘉一 Watanabe Kaichi(1887-1888)、内藤政共 Naito Masatomo(1882-1883)、進経太Shin Tsuneta(1885)など留学。カッコ内はグラスゴー滞在期間。

- フォース巨大鉄橋を設計した渡辺嘉一(工部大学校卒、第五期生)の関係資料が結構たくさんある。

- 工学寮学課並諸規則 Imperial College of Enegeering, Tokei 英文冊子あり。W.E.Ayrtonの記名があり、頭に宛先をA.Mori としている。エアトン先生が所持し、森有礼宛に送ったものと見受けられる。英文学課規則。これは日本の大学におけるシラバスの起源とのこと。昭和45年4月14日、東京電機大学藤田豊記教授の解説が添付されていた。

・ 大鳥らが見学したWillie and Lochead Co. Whiteinoh Paper Staining Works の1897年の損益表があった。

・ 山尾が働いたR.Napier 造船所は、1850-1900操業。Goven East 地区にあった。古い地図には、クライド川右岸(南側)のGovan Road の北側に Naipier PL, Naipier Drive, Naipier St など見当たる。

・ 大鳥の訪れたLondon & Glasgow 社は1864-1912年で、Govan Midedleton 地区。同じく、エルダー社中の蒸気器械を見学した J.Elder社は 1870-1886年、Govan Fairfield にあった。

・ 当時の造船所、鉄工所など工場は、大体がクライド川の南側、Govan 地区に集中していた。

・ Olive Checkland がグラスゴーほか英国に留学した日本のパイオニアについての詳細な論文、著作を残している。

・ 「国際日本を拓いた人々 日本とスコットランドの絆」 北政巳 昭和59年、この分野を網羅しているよい文献。アーカイブに寄贈されていた。


以下、写真:

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グラスゴー街中の本屋さんのウィンドウ。TRPGのWarhammer のポスターが張られている。骨が絶たれ切断される苦しみがまざまざ感じられる、リアルな恐ろしいルールだった。

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タクティカルコンバット用のフィギュアもたくさん。昔の血が騒ぐ。

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グラスゴーセントラル駅。

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大学から眺めたケルビングローブ博物館の建物。どこの中世だという世界。

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大学構内の建物。尖塔が見事。

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Archiveの閲覧室。

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郷土の偉人伝志田林三郎。

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田中館愛橘の切手。

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1858年のグラスゴー地図の一部。Napier造船所のあったGoven地区。


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2012年09月25日

英国周遊3日目 グラスゴーその2


3日目、グラスゴーの続きです。

今回のメインの志田林三郎は、工部大学校一期生主席卒、日本の電気工学の父。詳しくはこちら。
http://irisio.seesaa.net/article/30785396.html

グラスゴー大学にも志田の人物略伝が掲載されている。
http://www.universitystory.gla.ac.uk/biography/?id=WH23578&type=P

工部大学校生群像のドラマ化を、今も熱烈に望む。現在のエンジニア学生に希望と展望を与え技術立国日本をカムバックさせられたし。


● Hunterian Museum ハンタリアン博物館
http://www.gla.ac.uk/hunterian/

・ スコットランドで最も古い公共博物館であるとのこと。設立は1807年。大学構内のメインの建物の中にある。この建築が壮麗で美しい。内部の装飾も畏怖するほど素晴らしい。

・ 出資者である医者の Dr. William Hunterのコレクションを収蔵。ローマの企画展、James Watt (ワット)やJoseph Listerの関連の品など。

・ 双頭の羊や、頭一つに体二つの山羊など、突然変異体の標本がある。

・ ケルビン関係の展示が、 Kelvin Memorabiliaとしてまとめられている。ケルビン卿 (Lord Kelvin)、William Thomson は絶対温度Kの単位として名前を残した他、熱力学第二法則(トムソンの法則)、ジュール・トムソン効果、電磁気、電信、熱力学に多大な功績を残している。大西洋横断電信ケーブル敷設の功績で1866年にSirの称号を得、1892年に男爵位授爵、Lord Kelvin となる。志田林三郎や田中館愛橘のグラスゴーの師。志田は電磁気のケルビンの研究に貢献している。

・ ケルビンの用いたケーブル、Kelvin & James White Ltd. Glasgow&London の看板、1871 年の通信機器 Mouse-mill Motor、テレグラフ、Galvanometer (検流計) など。

・ ここでケルビンの肉声が聞けると聞いたが、見つけられなかった。聞かれたことのある方、ご教示ください。

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グラスゴー大学メインの建物。Hunterian Museumもこの中。

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Hunterian 博物館の内部。壮麗。

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ケルビン卿の用いたGalvanometer(検流計)


● University Library

・メインの図書館は、大学のメインゲートからUniversity Ave.を挟んで向かい側にある。図書館の建物12Fに古い史料を収蔵した Special Collectionがある。

・ 図書館は学生ではないビジターでも、目的を説明すれば入れてくれる。

・ こちらに志田の1880年に学術雑誌"Unites Electriques"に掲載された論文、"On the number of electrostatic units in the electromagnetic unit" がある。静電と電磁力にかかる係数を求めたもの。

・ 破損の激しい文書が多い。スポンジの台に乗せて閲覧する。

・ デジカメ撮影は不可。コピーは、状態がよければ有料で複写してくれ、後に郵送してくれる。


● Hunterian Gallery ハンテリアン美術館

・ Hunterian Museum とは別。図書館の隣の建物にある。

・ レンブラントの企画展を実施中。

・ 山尾が学んだ1860年代、大鳥らが訪れた1872年前後や、志田・高峰・南・高山らが学んだ1880年代の絵画が多数ある。クライド川中心に商業、工業を発展させてきた当時のグラスゴーを偲べる。


● Govan 地区、Napier造船所、Elder社、London & Glasgow 近辺

・ クライド川の右岸、南側にある。地下鉄の駅から離れており、結構歩く。自転車を借りられたらそのほうが便利。

・ 当時の面影はほとんど無い。林立していた造船所は全て無くなり、放送局や公共の建物になっている。

・ 近辺はだだっ広い平地。クライド川 Clyde River 沿いに Glasgow Science Center と BBCの建物が建てられている。

・山尾が徒弟として働いた Napier 造船所 は、Glasgow Science Center から約1km西。座標はだいたい55.862332,-4.306083。(Google Mapの検索窓に座標を入れれば場所が表示される) 大鳥が訪れたLondon&Glasgow社も同じ近辺。

・ Glasgow Science Center から 約1.5km西にElder Park がある。公園内に Elder Park and Learning Center もある。座標は 55.862946,-4.325116 。

・ 上二つ、現地にいるときは場所をもっと東側と間違えてしまっていた。悔しい。リベンジしたい。

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クライド川。 当時の面影はない。僅かにクレーンが見える。

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Glasgow Science Center。山尾の働いたネピア造船所はここから1kmほど西、大鳥の赴いたElder社はこれより1.5kmほど西の、クライド川上流側。

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BBC。クライド川沿い。恐らくここも何かの工場だったのだろう。

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Science Centerから上流側。この方面にNapier ネピア造船所とElder社がある。

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グラスゴーセントラル駅の中。
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英国周遊4日目 グラスゴーその3

4日目 9月20日 グラスゴーその3 (グラスゴー2日目)

● 高峰・志田・高山・南の住居

・ グラスゴーに留学していた、高峰、志田、高山・南の4人の同居していた住居を尋ねる。センサスでの 18 Wilson St を探す。通りの名前は何度か変更しているとの事。

・ 住居であったという場所は、大学のすぐ近くで Oakfield Avenue. 今も学生が住んでいるらしい。

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現在のOrkfield Ave. 建物は古く、当時のままかと思う。ここに彼らが住んでいた由。

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こちらは現在のWilson St.、 Argyle St Stationの北側。商業地区。大学へは2kmほど離れている。最初はこちらが彼らの住居かと思った。


● ケルビンクローブ博物館

・英国では大英博物館に次ぐ規模とのこと。

・ここに限らず、ケルビンブリッジ、ケルビンロード、ケルビン遊歩道、ケルビンホール等など。ケルビン卿の名前を冠した地名がグラスゴーにはそこかしこにある。

・ 無料。写真取り放題。太っ腹。

・ 展示は混沌としていて面白い。テーマがあるかと思えば、年代かまわず混ざり合っている。

・ 彫刻や絵画の芸術品のほか、19世紀の服飾、スチームエンジンの模型、機関車の設計図面もある。風俗をあらわした民衆の絵も多く、良い資料になる。

・ 19世紀のグラスゴー出身の近代芸術家を Glasgow Boys と称し、特集されている。1893年に日本に赴いた George Henry が、着物の子供たちや、うなじの美しい女性の後姿を描いている。

・ 武器コレクションも豊富。17世紀のプレートアーマー、剣、ポールウェポンの数々が圧巻。

・ パイプオルガンの演奏は1時から

・ レンブラントのA Man in Armour (1655 or 1659) や、ダリのキリスト像など、著名なコレクションも。

・ かつてここに展示されていた志田夫婦の等身大人形は、今はGlasgow Museum Resource Center (GMRC)にある由。Receptionの方にGMRCに連絡を取ってもらい、所在を確認する。ちゃんとある由。場所を確認して、午後出発。


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ケルビングローブ公園内にある、ケルビン卿の像。

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古城のたたずまいのケルビンクローブ博物館。英国屈指の美しさ。

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中の様子。上から無数に吊り下げられているのは人間の頭。

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スチームエンジン模型

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1600年代アーマー群

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ティールーム。ここでサンドイッチを食べお茶が飲めるのは豪勢すぎる。


● Glasgow Museum Resource Center (GMRC)

・ グラスゴーの博物館美術館にないものは、ここに収蔵されている。無料。事前の予約が必須。ガイドの方に案内されツアーで中を回る。電話番号0141 276 9300。

・ 場所はグラスゴー郊外。Nitshil 駅から歩いて5分。Nitshil駅へはGlasgow Centralから20分、約15分おきに出ている。Natshil駅は無人駅。着いたらNatshil Rd へ出れば、黄色い案内板がある。住所は 200 Woodhead Road。45A、56、56A 、57Aのバスでも可。56は Cathedral St から出ていたのでそこからいける模様。

・ 着物を着た志田夫妻の蝋人形がここにあり。大型なので職員さんは等身大日本人形として皆知っていたが、これが志田林三郎とその妻のものであるとは、全く認知されていなかった。単に、19世紀の日本の服飾を示すものと見なされていた。前はケルビングローブ博物館に展示されていたが、衣服が劣化してきたためこちらに移したとの由。

・ 志田林三郎は、1880〜1881年にグラスゴー大学でケルビン卿に師事し、最優秀生徒に送られるクレランドメダルを授与された。ケルビン卿をしての最高の生徒と言わしめた。帰国後、工部大学校教授と逓信省の官僚を兼務し、日本の電気通信行政の祖であり、多くの黎明期の技術者を育てた。38歳という若さで夭折したことをケルビン卿が嘆き悲しんだ。これを慰めるため、同じくケルビンにグラスゴーで学んだ田中館愛橘が、志田夫妻の蝋人形をケルビン卿に送った。なお、田中館愛橘は東京大学卒、1888年にグラスゴー留学、2年後にベルリンに転学。重力、地磁気、地震学等に功績あり。

蝋人形は、単に日本の服飾を示すだけではない。日本の科学技術の発祥の一つが、ここグラスゴーにあることを示す証拠だ。日本とグラスゴーの交流史で最も重要なものといえる。今後、グラスゴーで日本についての何かの催しや展示を行う場合は、何を置いても示すべき、貴重極まりない人形である。

…ということを、懇々と職員さんに説明してきた。メールも送って念押しした。

・ 後の所蔵も凄い。
たとえば、武器コレクション。チェインメイルやプレートメイルやフルプレートや、ウォーハンマーやハルバードやランスや、クレイモアやレイピアやマンゴーシュやエストックや。ライフルもマスケット銃からスペンサーにエンフィールド銃まで様々。もの凄い数、多くの種類が間近で見れる。ガイドのキュレータさんも詳しく教えてくださる。中世ファンタジーの武具や近代の銃砲が好きな方は、是非訪問されるとよいかと。

・ ただし、ツアーでの案内になるので、他のグループの方と同じになると、自分の趣味だけに邁進するのはなかなか難しいものがある。

・ 他、車、クライド川の造船、バイク、絵画も。美術品のあらゆるもので、現在グラスゴーの美術館・博物館に展示されていないものが、17の倉庫に収められている。

・ ケルビングローブもそうだが、ここを含む数箇所の美術館博物館の運営は、グラスゴー市営。全て税金でまかなわれている。造船や鉄鋼という産業が廃れたグラスゴーで、今後観光都市・文化都市として生き残りをかける意気込みが見られる。

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GMRCへ向うグラスゴー近郊列車の鉄道。

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GMRC外観。

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内部。奥側に志田人形がある。


● グラスゴー大聖堂

・ 12世紀に建てられた、中世スコットランドの聖堂。何度も増改築を重ねている。

・ ステンドグラス、パイプオルガン、聖堂、全てが圧巻。人間、ここまで美しい物を作れるのかと思う。ため息が出る。こういう建築を可能にせしめた宗教の偉大さを思う。

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外側は改築中。

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内部。もはや言葉が出ない。

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窓、柱の一つ一つにどれだけ職人さんが精を込めたのか。

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ステンドグラスの神々しさ、美しさ。人間の感じる美は真理。

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2012年09月26日

Twitter 120824-120926


irisiomaru 第3回如楓会:2012年9月8日(土)〜9日(日) (オンライン)、「純米酒大鳥圭介を呑む会」(オフ) 9月15日(土) http://t.co/bqKOaiRc 大鳥圭介同人創作会です。ゲームや漫画などからでも、実際の大鳥さんにご関心ある方、是非ご参加ください。 at 08/27 22:52

irisiomaru 直前で時間があまり無くて、すみません。国内にいるうちにやれる事をやっておきたい。純米酒が腐る前に。 at 08/27 22:53

irisiomaru ぼっとりさん、ありがとうー! 皆様夫々色々とお忙しいでしょうけれども、それを押しても参加したいと言ってくださる方がいればいいな。@torisanbot 実際の俺に興味ある人は参加してみたらどうやろ? at 08/28 00:34


irisiomaru 学習院大学史料館紀要 南柯紀行序文 http://t.co/yf0I82qr
旧幕府版にも山崎版にもなかった、大鳥圭介自筆の南柯紀行序文から掲載。内容が面白すぎた。この男は、どこまでが本気でどこまでが計算なのか。全て本能なのなら、そちらの方が恐ろしい。 at 08/28 21:38


irisiomaru サムソン敗訴が騒がれているが。えぴせん他スナック菓子やアイスクリームの数々、ジュースに調味料等、韓国製のコピー商品が出回り、各国のスーパーを席巻して、韓国の外資を潤している。オリジナルを開発してきた日本の食品会社も集団訴訟していいと思う。 http://t.co/MzMu0glB at 08/29 12:50


irisiomaru 最悪を想定して事業計画を策定するのが鉄則だが。想定に想定の想定が重なると、最悪x最悪x最悪で、安全係数がとんでもないことになり、現実的なものにならない。どこかで思い切った楽観も必要か。結局やるやらないの判断は恣意的にならざるを得ない。責任を取るのは自分だ。 at 08/31 20:35

irisiomaru リスクの取り方に匙加減を入れて判断すること、取ってよいリスクを選択し可能な対応策を用意するのが、プロならではなのだろう。ネットはそんなやり方も勘も教えてくれない。自分で事業をハンドリングして初めて身につく。リスク管理云々を事業実施経験もない人から簡単に言われるのは苦く思う。 at 08/31 20:42


irisiomaru 国会図書館電子化済資料。先週と同じデータベース、同じキーワードで検索したはずなのに、1週間で項目が増えていた。リアルタイムで増殖中らしい。著作権の関係で館内閲覧のみ可(プリントアウトOK)の資料は、文字通り宝の山。 at 09/01 22:21


irisiomaru 「黒部の太陽」上映中と今知った。http://t.co/XxxilSR0 黒部ダム建設。原作は、関電も現場も、感動というより戦慄し通しだった。石原裕次郎が遺言で「大型スクリーンでしか見せないでほしい」と遺言し、44年ぶりの公開との由。明日見に行こう。 at 09/01 22:39

irisiomaru あと、「高熱隧道」も凄まじいです。「黒部の太陽」は黒部第四ダムですが、こちらは黒部第三ダムの灼熱のトンネル工事現場。インフラ建設現場とは、誇張無く、戦場以上の地獄。吾等の便利で安泰な生活は、その犠牲の上に成り立っている事実。
http://t.co/oRMWfhXl at 09/01 22:51


irisiomaru 第三回如楓会のお知らせ ブログ
http://t.co/mk4x2Jvn
もう今週の土日の話で、直前になってしまいましたが。大鳥圭介を好きな方、ご興味ある方、ご参加下さいますと嬉しいです。 at 09/04 20:50


irisiomaru 大鳥圭介生誕180年記念特別展「軍人の如楓 文人の如楓2」 http://t.co/T5gHpOa7 掛軸や扁額などの書蹟約50点を紹介。第1部(軍人編)10月20日〜11月4日、第2部(文人編)11月6日〜11月18日、11月20日〜12月2日(日曜日)。上郡町郷土資料館にて。 at 09/14 23:10

irisiomaru 上郡町記者発表 9月14日アニメ「けいすけじゃ」DVD完成
http://t.co/QvzDK7aC
「町内の方を対象に制作したDVDの貸出を行ないます」 町内。さすが上郡。もはや何がツボかを知っている…。 at 09/14 23:13

irisiomaru アニメけいすけじゃDVD, 「地区公民館、いきいき交流ふるさと館、近隣市町の図書館への寄贈を予定」 とあるので、生家資料館や上郡の近隣の公共図書館へいけば、視聴できるかと。もう上郡へ行くのが一番早い。 at 09/14 23:15

irisiomaru いっそ、宇都宮の関係者の方々で、偉人顕彰地域活性化活用モデル視察として、上郡へ表敬訪問されてはいかがでしょうか。@rekishiarukitai 上郡へ行かないとダメなんですかね・・ at 09/15 10:51


irisiomaru 第三回如楓会、「純米酒『大鳥圭介』を呑む会及び「けいすけじゃ」上映会、終了。楽しかった。酒に、語りに、画像に、気持ちよく酔いました。素晴らしいお酒とアニメを産んだ上郡町さんの熱意に乾杯。 at 09/16 02:54


irisiomaru 明後日から英国。ロンドン、グラスゴー、ニューカッスル、マンチェスター、リバプール、バーミンガムを9日で回ってきます。1872年大鳥ルートのほぼ逆周り。我ながら殺人的行程。好奇心がどこまで己の体力を搾り出せるか挑戦してきます。 at 09/16 02:58
irisiomaru お久しぶり。お元気そうで何より。@doi_ta at 09/16 20:08


irisiomaru 倫敦に到着せり。University Collage Londonにて大鳥のアトキンス氏に化学を学びし場を偲ぶ。本日宿その近傍にて、当時の往来保存さること有難し。夜、ライブハウスSpice of Lifeに知人の招待あり、日本青年音楽家の演奏を聞けり。その活力と場の一体感に驚く。 at 09/18 06:45
irisiomaru @ktosawa ありがとうございます。体力温存を優先させる為に、今回の旅は禁酒するという制約を課しました。物価が高いので遊び歩く予算もありませんが。二日目、大英図書館行ってきます。知は最高の銘酒なり。 at 09/18 15:16
irisiomaru そのニックネームは、「為すべきことをせよ!」と叩き付けられている気がしますな。しかし大英帝国、相変わらず物価が高い。
@doi_ta at 09/18 15:20

irisiomaru 残暑厳しい日本からだと気候は寒いぐらいで、コートを着ている人も多いですね。ロンドンの秋の短さを思います。あと、外壁が厚く内壁が薄い。@fu_sakura at 09/18 15:22


irisiomaru ゴールデンウィークとかゴールドウィンドとかも良いものですが、近年縁が全くありません。@rekishiarukitai GWといえばギガワットかグランドワイヤーですが、ガンダムウィングではありません at 09/18 15:23


irisiomaru ご自宅で薔薇栽培とは優雅でうらやましい。すでにこちら結構寒くて、外が辛いです。今回、大英博物館は対象外でして、英国自身より、英国から見た日本の姿を見ています。@ak_hr at 09/19 04:08

irisiomaru ティールームは普通のカフェで、紅茶はティーバッグであまり味がわかりませんでした…。大英図書館は不完全燃焼気味。来週もう一度リベンジしようと思っています。残念な手前の舌と頭でしたが。ロンドン大で収穫大でした。@ktosawa at 09/19 04:14


irisiomaru 夜行バスにてグラスゴーに着けり。眠し。車両は無線あり電力供給あり小型寝台あり頗る快適なり。青き空に聳える古き石の尖塔の数々に荘厳の念を覚ゆ。 これより大学に赴き、当地に学びし山尾殿志田高峰両博士の跡を追うなり。 at 09/19 16:20

irisiomaru 昨日倫敦大、十九世紀資料の電子化進みその功績顕著なり。彼の研究進歩への熱意甚大なり。大英図書館は登録に難儀、制度理解に難儀、これ公の民への障壁に見へていやはや難解にて候。 at 09/19 16:24

irisiomaru 19:30 頃までまだ明るくて助かります。これからどんどん短くなるかと。ゴシック建築の数々で、車やアスファルトがなければタイムトリップした錯覚に見舞われます。大学もゆったり良い環境でした。@ktosawa at 09/20 03:24


irisiomaru その言葉は、安政大地震の際、家が潰れ周りが火に包まれた際の言葉ですね。確かにその場を乗り切るひと時の感情だったのでしょう。その地獄の様な中で周りを元気付ける為に出された強がりの言葉でもあります。@gleshirt 怖いものがないなんてひとときの感情です。 at 09/21 04:27


irisiomaru 4日目Glasgow。1日氷雨、晩秋の感あり。高峰志田高山の同居せし跡を訪ぬ。高校となれりが当時の建物亦偲ぶ可なり。Kelvingrove Museum収集物の広範、多岐に亘るに驚く。当地はケルビン卿の名を冠す道路橋建物碑多し、卿の功績思えば街の愛着も尤もなり。 at 09/21 04:44

irisiomaru 郊外列車にてMuseum Resource Centerへ赴き、志田夫妻蝋人形を見る。志田氏死後ケルビン卿に贈られる逸品なり。この館17の倉庫に、各博物館に展示しきれぬ百万以上の品を収蔵す。無数の武具車船絵画の価値至大にして図り難し。グラスゴー大聖堂、扶桑の光の如く荘厳極まれり。 at 09/21 04:50


irisiomaru 道中、久米邦武の米欧回覧実記を読んでいるが。己の語彙の寂しさが悲しくなる。近代化学物理の基礎知識が限られる中、全力で見聞した技術を理解しようとする久米の姿勢が素晴らしい。蒸気機関の記述も、当時まだ熱は粒子だと思われていたのね。 at 09/21 04:55

irisiomaru 英国周遊 1日目 http://t.co/8qUdBAfH … 英国周遊 2日目 http://t.co/OLCBmYUh … UCLがブラボー過ぎた。 at 09/21 06:05


irisiomaru 昨日エジンバラ大学、博物館、城、クイーンズドライブ見物す。先程エジンバラよりニューカッスル着。町並みは落ち着きあり。これよりタイン川の橋を見、アームストロング工場関係を訪ねる。 at 09/22 19:42

irisiomaru ニューカッスル、ディスカバリー博物館にて当地発展におけるアルムスツロングの功績大なるを知る。大鳥や木戸久米ら遣欧使節団の訪れしArmstrong Worksは現在もTyne川沿いElswickにて操業中なり。裏に戦車あり。其の壯なるを外より見る。 at 09/23 04:20


irisiomaru アームストロング施条砲はそれまでの滑空砲の54倍の正確さ、4.5kmの射程で革新的だった。ウィリアム・アームストロングはこの製造を以ってSirの称号を得る。上野彰義隊を壊滅させたのは有名。しかしこれを大鳥圭介が藤原の戦いで、地形の利ありといえ三百対八百の寡兵で破ったのは凄い。 at 09/23 04:24

irisiomaru 藤原の戦い。http://t.co/slafbGzy
これで旧幕軍は藤原不落と恐怖を新政府に植え付け2ヶ月以上の膠着を為したのだが。何故この戦闘が戊辰戦争で注目されないのか不思議だ。単に、司馬像の流れを汲むライターの方々に都合悪いから、だったら悲しい。 at 09/23 04:26


irisiomaru おー、羨ましい。日本のマンガの開祖の一人ですな。英国でも本屋に英語化された人気漫画が本棚に並び、Manga人気の根強さを感じてます。@yamakasi1102 手塚治虫記念館に来ています at 09/23 15:36


irisiomaru 作為ではないが、関心すらないという更に哀しい事実。知恵山川ら会津の人気者も活躍している戦いなのに。後確かに新政府にとって佐賀・宇都宮主体、しかも敗北というのは記録の筆は進まないですね。@tukaohtsu 佐幕ファンは新撰組と会津藩が絡まないと興味を持ちません at 09/23 15:46


irisiomaru Liverpool、Alvert Dockに在り。十九世紀船模型を楽しむ。大鳥見学せしTate砂糖精製局の創設者によるTateギャラリーを見る。使節団や大鳥ら百以上の工場を訪れるも現在も残るは稀なり。人も会社も皆、栄枯盛衰を免れず。現在海事博物館にてこの国の関税の重きを実感す。 at 09/25 00:00


irisiomaru 英国周遊3日目その1 http://t.co/0cksDAcl グラスゴー大学アーカイブ。山尾や工部大学校生について、収穫たくさん。 at 09/25 00:15


irisiomaru そこは部下の伝習隊浅田が「大鳥氏、兵馬の権を握て之を止ること能わざるは、此時軍費及び糧餉輜重悉く会津より送る所にして、又幕人の指揮に及び難き事有り。是れ脱籍浪徒の眞に歎する所也。後世、みだりに拙策と云ふなかれ」と記しています。@baron_yamaneko at 09/25 14:33

irisiomaru 敗戦を自らの責に帰す者が、後世戦下手評価で、敗戦を他人のせいにして勝利は自分の功と喧伝する者が、後世戦上手とされるのは、切ないなあ。板垣が天才評価なのは、確かに能力も秀でていたろうが、彼が自分で戦勝自慢しすぎていたことも一因にあるのではないかと思ったりする。 at 09/25 14:37

irisiomaru 大鳥を追って気づく事は、同じ実戦参加者でも大鳥を見限る者と弁護する者がいて、表面の結果や本人の謙遜からレッテルを貼る者と、ものすごく評価する者の、毀誉褒貶の差がありすぎるとことだ。見限ったのは、人の下につけない性格の沼間だが。真実を見極める目をいつも試されている気がする。 at 09/25 14:45

irisiomaru 大鳥の戦下手無能評も、板垣の自慢や沼間信奉者による伝記や、藤原の酷い条件の滞在での凌霜隊矢野氏の「因循固陋」や、根拠らしい根拠はちゃんとある。ただ当時〜日清後は、新聞も論評も味方評も敵評も大鳥絶賛評が多いのも事実。前者ばかり論われ後者がスルーされるのは、公平ではない。 at 09/25 14:56


irisiomaru リバプールAdelphi Hotelに泊。ステンション隣にて19cより操業、天井高く色合い良し、但し壁薄く温水供給ポムプの音に難儀す。是よりバーミンガムへ向ふ。大鳥訪問の工場は未だ場所不明にてまずは図書館に篭りたし。 at 09/25 15:11

irisiomaru 周遊最終地バーミンガム。本日雨冷たく風強く肌を刺す。Museumにて大鳥二回訪問セ氏Elkinton社のめっき金銀製品を見る。灯台・硝子工場なるチャンスの場所判明、郊外Spon Ln Sなり。しかし雨激しく断念。明日早朝倫敦へ戻り其侭帰国便なり。天気懸念。 at 09/26 01:01


irisiomaru 明日短時間ですが、大英図書館にリベンジします。あらかじめ閲覧申し込みもした。この資料は見といたほうがいいよ、というのがありましたら、ご教示頂けますと嬉しいです。 at 09/26 01:07


irisiomaru 本日バーミンガムより倫敦ユーストン駅に戻る。銀行博物館、陸軍博物館の資料多さに恍惚とし、再度大英図書館に至る。時間不足調査不足あるも、概ね成果は満足なり。これ今後の入り口にして今後の糧なり。是にて全ての工程を終え、帰国の途、ヒューストン空港へ向う。 at 09/27 01:12


irisiomaru 英国3日目 グラスゴー1日目その2
http://t.co/tguBpojl
英国4日目 グラスゴー2日目 http://t.co/GERG6Odl
ケルビン卿と志田林三郎が熱かった。後から山尾の働いたネピア造船所の場所を間違えていたことが判ったのが痛恨。 at 09/27 01:27

posted by 入潮 at 14:02| Comment(0) | TrackBack(0) | Twitter | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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