2012年03月07日

海外、途上国の生理用品

海外、特に途上国で、女性が困ると思い用意万端にするのが、生理用品かと思います。
長期出張において、国内で買いだめした生理用品がかさばり、スーツケースを圧迫することも多いです。

一方、現地入手は可能です。ストックが無くても全く困りません。どんな田舎でも、貨幣経済さえ浸透していれば、キオスク等で容易に手に入ります。私が今まで赴いた40カ国ほどの中で、生理用品が売られていなかった国はありませんでした。ミャンマーやラオスの未電化村でも普通に売られていました。

昔は布などでやりくりしていたと思いますが。工業製品の使い捨て生理用品の便利さは、どの国の方も、一度知ったら逃れられないものの一つであるようです。

その種類は非常に豊富です。ネパールのスーパーには、各国製の製品が所狭しと並べられています。

サニタリーについては、なかなか公にしにくい話題でありますし、使用比べをしたレビューもあまり見かけません。
以下、ネパールの場合ということでご紹介してみます。インドなど南アジア、他のアジアでも状況は似たようなものかと思います。

選ぶのポイントは、(1)ジェル(高分子ポリマー)使用か否か、(2)厚さ・かさばるか、(3) 横もれしないか、(4) 表面シートの素材、(5) 個別梱包か、などになるかと思います。

(以下、1ルピー≒1.1円)


◆ Ferme
feme.JPG
8枚 75ルピー、ネパール Magna Max社製
ジェル使用かどうかは表記無し(おそらく使用)。薄い。綿製で表面シートは化繊。
個別梱包が無く持ち歩きに難。薄く糊が弱いのて、ガードルがないとずれやすい。


◆ Hibis
hibis.JPG
8枚103ルピー。台湾製。ISO9001取得。
ハーブの香りでさわやか。やや高価。梱包が豪華でしっかりしている。個別梱包。綿製で吸収用ジェルも使用。表面シートはポリエチレンの不織布。作りも頑丈で横もれに強い。ただ、香料がきつく、連続して毎回使うには気が引ける。


◆ MAXI
maxi.JPG
8枚入りで一パック、40ルピー。インド Actifit社製。今回のラインアップ中、最安値。
綿製でジェル使用、表面シートは化繊。個別梱包無し。畳まれずシート状のまま重ねられてパックされている。
糊が弱くずれやすい。薄く脇も甘いので少ない日に。


◆ Ria
ria.JPG
8枚 190ルピー (280mm)。高い。Silkと書かれているが多分綿製、表面シートは不織布。薄いがしっかり作られている。値段の価値はある。個別梱包。糊はやや弱い。225mm〜280mmまでサイズあり。
どこ製か書かれていないあたりおそらくインド製。Hartmann社。英、仏、独、露、アラビア語など各国語で説明書きあり。


◆ Safety
safety.JPG
8枚 60ルピー、ネパール Jasmine Hygiene Products社製
綿、表面化繊シートはMAXI、Fermeと同じ使用感だが、個別梱包あり。糊もややしっかりしている。


◆ Softex
softex.JPG
8枚42ルピー、24枚で100ルピー程度。インドネシア製
Non Gel とあり、ジェル不使用をアピール。個別梱包。綿が厚く、持ち歩き、買い置きにかさばる。コストパフォーマンスは良し。表面も綿。
(自分はこれが一番好みだった)


◆ Stayfree
Stayfree.JPG
8枚55ルピー(230mm、羽根あり) 個別無しの他、様々なサイズ・種類あり。
ネパール製。ネパールでは生理用品の代名詞になっている模様。(歯医者で困っていたら、受付のお姉さんにStayfreeいる?と聞かれた。)
綿製でやや分厚い。表面シートは化繊。


◆ Whisper
wisper.JPG
15枚 200ルピー インド Kundaim製。こちらも高価な部類。
日本でもおなじみのブランド。薄型。Air Dry Technology採用だそうな。個別梱包。ジェル使用。薄い。優等生的。脇がやや甘く多い日は過信できない。


以上、ネパールで入手可能な主要なラインアップでした。適当にスーパーで調達しただけなので、他に色々種類はあると思います。
ネパールの国内製が健闘していました。しかし価格はインドの大量生産の輸入品のほうが安い模様。
他、東南アジアならタイ製のものも沢山あるかと思います。

新興国、途上国も、サニタリー用品のように軽工業の部類で国内需要があるものは、自国内で生産しています。考えてみれば人口の半分は女性で、その半分は需要あるので、マーケットとしては巨大です。国内業者が手を出さない理由はありません。

それで結局、どれを使えばいいか、ですが。
個人的には、二、三種類の製品をとっかえひっかえするのが良いかと思います。


同じものを使い続けると、同じ成分のものが肌のデリケートな部分に付き続けることになります。

ジェル製のものは薄くてかさ張らず、良いのですが。人によってはかぶれる可能性もあります。ジェルは、多孔性で水分吸着力の大きい高分子ポリマーです。アレルギーの原因になりうる他、吸収が大きすぎて吸い取らなくても良い分まで吸い取ろうとして粘膜が乾き、余り好ましくないという説もあります。

一方、綿のみのものは分厚くなり、かさ張って保管に場所をとり、付け心地が良くなかったりで、一長一短です。
ジェル不使用でも、表面のフィルムが化学繊維のものの場合、肌に合う合わないがあるでしょう。

かぶれもアレルギー性のことが多いです(単なる蒸れなどそれ以外の原因もある)。アレルギーは、原因となるアレルゲンが許容量を超えると発現します。よって、アレルゲンの蓄積を避けるためにも、同じ製品を肌に合うという理由でずっと使用しつづけるより、適宜間隔を置いて使うほうが良いかと自分は考えます。

また、個別梱包について。日本のものは全て個別梱包されていたので、個別梱包無し、という発想は無かったです。個別梱包が無いと持ち歩きの際に衛生が気になります。また、使用済みのものを包むものがないので、その点でも不便です。
ただ、確かに安くなりますし、ゴミが減るので、家の中に限って使うと割りきれば、それもありかと思います。


色々比べてみると、確かに日本で売られているものが一番日本人の肌に合うように作られています。梱包や糊、肌触りなど、日本メーカー独特の細やかな配慮にあふれていることは確かです。心情的にも安心できるものがあります。

ただ、以上を使い比べてみて、現地入手可能製品で十分用は足りるというのが自分の実感です。

短期、1〜2ヶ月程度なら日本製のものを持ち歩き、それ以上の場合は腹を括って現地入手可能なものを使う、というやり方が良いかと思います。

…結局、そうせざるを得ないので、言わなくても良い結論になってしまいました。


posted by 入潮 at 03:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 途上国開発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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