2012年09月21日

英国周遊 2日目


◆ 2日目 2012年9月18日 ロンドン

● UCL (University Collage London、ロンドン大、ユニヴァーシティ・カレッジ ロンドン)

・ UCLは、長州ファイブや吉田清成や森有礼や辰野金吾が学んだ。1972年に大鳥圭介がアトキンス氏に化学を学んだ。

・ 建物の雰囲気が良い。まさに学び舎の環境。メインの建物はWilkins Building。ドームが立派。図書館もこの中にある。

・ Wilking Bilding に入ったらいきなり長州ファイブに遭遇した。"UCL and hte Pioneers of Modern Japan" というパネル展示が、普通の廊下に脈絡なくこれだけ掲げられている。山口の Japan-British Society によるもの。

・ 図書館は主に Main Library と Science Library がある。他にSOASなども。学生ではない場合、Main Libraryで1日用カードを作ってもらうことで利用可。7£。IDはパスポートでOK。ただし研究目的を説明する必要あり。カードはMain Library と Science Library共通。

・ 図書館は平日8:45-19:00、ただしIssue Desk は9:30-18:45。土日は11:00-21:00と遅くまで開いているがIssue Desk は日曜休。

・ 検索結果や電子化されている文書は、ダウンロードしてUSBに保存できる。Project Museなどの各プロジェクトで1800年代から論文やジャーナルはスキャンされOCRされている。素晴らしい。ブラボー。

収穫物: 高峰譲吉の論文たくさん。明治の山尾や志田や大鳥が紹介された雑誌論文。日清の大鳥の記事。

・ Japanese Economy 関連、日本経済の発展について文献が、数十冊にわたり開架で並んでいた。ほとんどは閉架なのに。英国にとり大きな関心だった模様。徳川期の教育制度や武士の四書五経の素養、明治維新の急速な近代化の土台について詳しい。外から見たミステリージャパン。

・ コピーは、コピー室でコピーカードを自販機で購入。A4一枚0.05£。

・ 閲覧室全ての机に電源があり、PC作業可能。外見は古き良き、中身はデジタル近代化。良いコンセプトです。

・ 工部大学校エアトン先生の論文はじめ、18世紀当時のオリジナル文献は、UCLではなく殆どがNational Archiveに所蔵されている。National Archiveで閲覧するためには、遅くとも2週間前のアポ取りが必要。今回は諦めた。

・ Petrie Museum。エジプトの遺跡出土品。発掘で得られたものが所狭しと置いてある。よく見れるように、入り口でライトを貸してもらえる。黒い土器が特徴的なヌビア人遺跡なども。展示目的ではなく、整理目的のためのようだ。無料、写真撮り放題という大判振る舞い。古代エジプトに興味ある方や研究者の方には、一般向け大英博物館だけではなく、こちらのほうが面白いかも。


● British Library (大英図書館)

・ 広々した入り口。巨大なニュートンの像が異様で楽しい。

・ Reader Registration(登録)をまず行う。ここで発行されるカードがないと何もできない。登録には英語で住所が示された公式IDが必要。パスポートだけでは駄目。日本の免許書などの場合、日本人の職員さんを呼び出してもらって認証してもらう必要あり。ここでも研究目的、対象を説明する必要あり。

・ 火曜日のみ20:00と遅くまで開いている。他の日は17:00か18:00まで。ただ、部屋により火曜日も17:00までしか開いていない。日本関係文献のあるAsian&African Studiesも17:00まで。

・ 全て端末から閲覧処理するが、検索→閲覧→プリント/コピーのシステムが感覚的には分かりにくい。職員さんにいちいち確かめながら進めないと理解が難しい。

・閲覧申し込み後、書籍が出てくるまで70分以上、物によっては2日以上かかる。前もってネットで検索し、インターネットで申し込みしておくのが良い。閲覧日は閲覧申し込みの際に指定できる。閲覧可能件数は1日10件まで。5600万件以上のアイテムを擁するという触れ込みだが。この条件では手の届く書籍も限られる。基本、ロンドン在住者向けのシステムだろう。時間を金で買う旅行者には辛い。

・ 全体的にどうも不親切感があり、正直、ユーザーインターフェースは国会図書館を見習われたしと思った。というか国会図書館が凄すぎるのか。

・British Newspapers 1800-1900 : 19世紀の記事検索可能。フリーの記事と有料記事がある。有料記事は1日パスで6.99£で100枚まで。クレジットカードで支払い。わざわざ大英図書館に来なくても、金さえ払えばインターネットで閲覧出来る。OCRしそこないが多いのは止むを得ない。面積限られたプレビューで確認は出来るし、年代・日付はAdvanced Searchで可能だが。やはり感覚的に分かりにくく、作りに不親切感あり。

・ 記載は、当時のイギリス人ジャーナリストのヒアリングによる理解の限界があり、ヘボン式も浸透してい無かったので、サーチが難しい。東洋人の名前はもはやカオス。まともに名前を書いてあるほうが少ない。 榎本さんがEnomoto Kamadero だったり、大鳥さんがK.S.Otowiだったり、Otori Keiejokie だったり。誰だそれ状態。


以下、写真。

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UCLの生物医学の建物。壮麗で美しい。


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UCLのWilkins Building

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Wilkins Building の普通の廊下に脈絡無く現れ不意打ちした長州ファイブボード。

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パネルの長州ファイブ。もはやアイドル化している。

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UCLメイン図書館の廊下。これ自体が美術品。

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こちらは閲覧室。落ち着く。机に全てPC用のパワーサプライが隠されている。

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Science Library の中。Main Library とは打って変わった雰囲気。

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Petrie 博物館の展示物。収蔵品がぎっちり。写真も取り放題という太っ腹。

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壁画コレクション。こちらも見ごたえあり。


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大英図書館入り口で出迎えてくれるニュートン像。この異様さは堪能する価値あり。

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ユーストン駅。大英図書館のすぐそば。ロンドンの鉄道玄関口の一つ。大鳥らはこの駅から英国周遊に旅立った。

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こちらは夜のWilkins Building。ライトアップが贅沢です。


posted by 入潮 at 05:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 幕末明治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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